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  1. 学位論文
  2. 環境科学研究科

道路交差点における大気汚染対策及び大気粒子の特徴に関する研究

https://doi.org/10.24795/24201o028
https://doi.org/10.24795/24201o028
519d9cfc-f077-4c7e-9d7e-5b97e8c65146
名前 / ファイル ライセンス アクション
24201o028_zenbun.pdf 全文
24201o028_yoshi.pdf 要旨
24201o028_shinsakekka.pdf 審査結果
Item type 学位論文 / Thesis or Dissertati(1)
公開日 2017-11-30
タイトル
タイトル 道路交差点における大気汚染対策及び大気粒子の特徴に関する研究
言語 ja
その他のタイトル
その他のタイトル Study on the Measure for the Air Pollution and Characterization of Atmospheric Particles at Road Crossings
言語 en
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_db06
資源タイプ doctoral thesis
ID登録
ID登録 10.24795/24201o028
ID登録タイプ JaLC
著者 松井, 敏彦

× 松井, 敏彦

ja 松井, 敏彦

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学位名
言語 ja
学位名 博士(環境科学)
学位授与機関
言語 ja
学位授与機関名 滋賀県立大学
学位授与年月日
学位授与年月日 2017-11-30
学位授与番号
学位授与番号 乙第28号
内容記述
内容記述タイプ Other
内容記述 環論第12号
言語 ja
内容記述
内容記述タイプ Abstract
内容記述 【研究背景】自動車の排出ガス規制や自動車NOx・PM法の施行により、沿道における大気汚 染は改善されてきたが、都市部の主要な道路交差点近傍では、 NO2 及び PM2.5 の環境基準は 達成されていない。 中央環境審議会は、 交差点近傍において NO2 の環境基準を超過する地点 は2020年度時点でも 135 地点残ると予測しており、NO2を対象とした局地汚染対策が求めら れている。同時に、PM2.5については、測定体制の整備や成分分析を実施し、 それらのデー タを活用して発生源の把握や生成機構の解明等を進める必要があるとしている。 水銀につ いては、平成22年度ベースで、自動車の燃料から水銀が大気中に 0.07 t/年排出されてい ると環境省は推定している。 大気中水銀の実態把握が国際的に重要な課題となっているが、 都市部の幹線道路での測定データは非常に少ない。
【研究目的】本研究の目的は、1高濃度のNO2が観測されている道路交差点を対象とした大 気汚染対策技術の研究及びその効果の検証、 2 道路交差点において効果的なPM2.5対策を講 じる上で必要となる粒子の成分組成と粒子形態を含めた実態の把握、 1 パッシブサンプラ ーを用いた都市地域(幹線道路の沿道と一般地域)と森林地域における大気中のガス状水銀 濃度の比較及び多点同時測定が可能なパッシブサンプラーの評価である。
【研究内容の概要】 本論文は6章構成である。 第1章では、研究の背景、道路交差点にお ける地汚染対策の現状、本研究の目的を整理し、 本研究の位置づけを明確にした。
 第2章では、NO2の局地汚染対策の新技術として ACF (Activated Carbon Fiber : 高活性炭 素繊維)に着目し、環境基準を大幅に超過する国道43号の市岡元町3丁目交差点(大阪市港区)への適応を目的として、 ACF 収納装置 (ACF ユニット)の開発、対策工事の実施前後の大気質調査結果からその対策効果について検討した。国道43号の出来島で実施した屋外 試験結果によると、ACFユニットはNO2で84%、NOで19%の除去率を示し、 NO,除去竜は 1.4g/m2/日と推測された。 ACF を用いて局地汚染対策が実施された市岡元町3丁目交差点近 傍のNO2濃度は、対策工事前に比べて最大で6ppb 低減し、ACF 技術の有効性が示唆された。
 第3章では、道路交差点における大気中浮遊粒子の成分組成と粒子形態を含めた実態を 把握するために、PM2.5 の環境基準達成率が極めて低い大阪市の道路交差点(今里交差点局) とその周辺(国設大阪局)で捕集した大気中浮遊粒子の化学成分と粒子形態の分析を行い、道路交差点における大気粒子の特徴を検討した。その結果から、今里交差点局及び国設大 阪局の大気中浮遊粒子は、ミネラル成分を主体としたキュービック粒子及びDEP に加えて、 元素状炭素粒子及びその凝縮が主体的であること、 今里交差点局の粒子には、これらに自 動車ブレーキ由来の粒子が加わっているという知見が得られた。
 第4章では、今里交差点とその背後地の街路樹に着目し、 葉表面に付着した粒子の SEM-EDX による形態的分析と、マイクロ PIXE分析装置を用いての葉の元素組成及びその元 素マップから、道路交差点近傍の大気中浮遊粒子の特徴を検討した。その結果、 今里交差 点における街路樹の葉表面からは、元素状炭素の凝集粒子とその凝集及び集合体の他、Mg・ AlSi 主体、AlSi 主体及び A1 主体のキュービック粒子と凝集粒子が確認された。 元素 マップ分析では、Mg、Al、P、S、Cl、K、Ca、Si Ti、Mn 及び Fe については明瞭な元素の マップが得られた。 第二章の結果 (今里交差点局においてフィルタに捕集した粒子の形態 観察)と葉表面の付着粒子の形態観察結果は、ほぼ同じであった。以上のことから、元素 状炭素の凝集粒子はディーゼル車から排出される DEP が主体と推定され、一方、ミネラル 成分を主体としたキュービック粒子及び凝集粒子は、土壌由来の粒子と推定された。 以上 の結果は、葉表面に付着する粒子が道路交差点における大気環境を反映していることを示 し、街路樹によるバイオモニタリング手法の進展の可能性を示すものと考える。
 第5章では、八幡平 (森林地域)、土浦 (都市郊外の幹線道路沿道)、川崎(工業地域 の幹線道路沿道と一般地域)、大阪(都市地域の幹線道路沿道と一般地域)を対象として、 GEM (ガス状元素状水銀濃度の違いを検討した。測定はパッシブサンプラーを基本としたが、 アクティブサンプラーによる測定を実施し、これらの測定値を比較・評価した。その結果、 森林地域の八幡平でのGEM 濃度は0.901 ng/m2であった。 大阪の一般地域と土浦の測定値 は八幡平とほぼ同じであるが、 川崎 (幹線道路の沿道、一般地域) や大阪の幹線道路の 沿道は、それぞれ八幡平の1.5~1.8倍, 2.1倍であった。また、パッシブサンプラーと アクティブサンプラーによる測定値にはリニアーな関係があり、パッシブサンプラーの分 析値に6.13(day/)を乗じるとGEM 濃度 (ng/m)が得られるという知見が得られ、アクティ プサンプラーでの測定が困難な箇所において GEM の測定を行う場合のパッシブサンプラーの有効性が示唆された。
 第6章では、第2章から5章で得られた知見を総括した。
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
アクセス権
アクセス権 open access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_abf2
書誌情報
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