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  1. 学位論文
  2. 人間文化研究科

ナイアシン栄養状態を低下させる因子の解明

https://doi.org/10.24795/0002000664
https://doi.org/10.24795/0002000664
af256203-c8bd-4fa3-a0fd-6274df171888
名前 / ファイル ライセンス アクション
24201k138_zenbun.pdf 全文 (1.4 MB)
24201k138_yoshi.pdf 要旨 (279 KB)
24201k138_shinsakekka.pdf 審査結果 (113 KB)
アイテムタイプ 学位論文 / Thesis or Dissertati(1)
公開日 2024-10-21
タイトル
タイトル ナイアシン栄養状態を低下させる因子の解明
言語 ja
その他のタイトル
その他のタイトル Elucidation of factors that impair niacin nutritional status
言語 en
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_db06
資源タイプ doctoral thesis
ID登録
ID登録 10.24795/0002000664
ID登録タイプ JaLC
著者 水谷, 天音

× 水谷, 天音

ja 水谷, 天音(Personal)

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学位名
学位名 博士(学術)
言語 ja
学位授与機関
学位授与機関名 滋賀県立大学
言語 ja
学位授与年月日
学位授与年月日 2024-03-20
学位授与番号
学位授与番号 甲第138号
内容記述
内容記述タイプ Other
内容記述 人文課第42号
言語 ja
内容記述
内容記述タイプ Abstract
内容記述 【背景・目的】
 ナイアシンはエネルギー代謝,酸化還元反応,DNA 修復,寿命などの多くの生命反応に関与する.加齢関連疾患や生活習慣病の発症や進展には,加齢や高脂肪食による低 NAD 量が寄与し,NAD 補充によってそれら疾患が改善することが報告されている.十分な NAD 量を維持するためには,ナイアシン栄養状態を低下させる因子を考慮した栄養管理が重要となる.生化学的背景からNAD,NADPが関与する代謝の変動がナイアシン栄養状態に影響をおよぼすと推察されている.しかし,これらの影響に関する実証は乏しい.本研究はナイアシン栄養状態を低下させる因子を明らかにすることを目的とした.まずトリプトファンーニコチンアミド転換経路上の酵素キヌレニン-3-モノオキシゲナーゼ遺伝子欠損(KMO-KO)マウスを用い,ナイアシン栄養状態に影響をおよぼす因子を検討するモデル動物を確立した.このモデル動物を用いて,NAD 消費の増大が推測されるアルコール代謝および運動がナイアシン栄養状態におよぼす影響について実証した.
【方法】
 2~30 mg/kg ニコチン酸食を与えた 4 週齢 KMO-KO マウスの体重および尿,臓器,血液のナイアシン生体指標を測定し,ナイアシン必要量を決定した.必要量または充足量のニコチン酸食とエタノールまたは水泳のいずれかの因子の有無を組み合わせて,4 週齢 KMO-KO マウスを飼育した.体重および尿,臓器,血液のナイアシン代謝産物および肝ニコチンアミド代謝関連酵素の活性から,ナイアシン栄養状態を評価した.
【結果】
 3 mg/kg 以下のニコチン酸食を与えたマウスの体重は,30 mg/kg ニコチン酸食を与えたマウスと比較して低値を示した.一方,4 mg/kg 以上のニコチン酸食の摂取により最大成長を示した.飼料中ニコチン酸含量の減少に伴い,ナイアシン栄養指標が低下した.以上の結果より,KMO-KO マウスを用いることにより,複数のナイアシン栄養指標はナイアシン栄養状態を反映すること,ナイアシン栄養状態は食餌のナイアシン含量によって制御できること,最大成長を指標としたナイアシン必要量は 4 mg/kg ニコチン酸食であることを明らかにした.
 必要量のニコチン酸食を摂取したマウスにエタノールまたは水泳を負荷すると,負荷していないマウスと比べ,体重増加量および血液,臓器,尿のナイアシン栄養指標が低値を示した.しかし,因子の負荷に伴う NAD 合成,NAD 再合成,ニコチンアミド異化代謝といった経路の変動は認められなかった.充足量のニコチン酸食を摂取させたマウスにおいて,因子の負荷による影響は認められなかった.また,各因子の負荷によって体重増加が停滞したマウスにニコチン酸を補給すると,速やかに体重が増加した.以上より,エタノール摂取と水泳はナイアシン必要量の増加により,ナイアシン栄養状態を低下させることを明らかにした.その要因として NAD 消費の増加が示唆された.以上の結果は,ナイアシン不足のマウスに長期間のエタノールの摂取または持久運動をさせるとナイアシン栄養状態が低下し,エタノール摂取や運動によるナイアシン栄養状態の低下は十分なナイアシンの補給によって防ぐことができることを示している.また,ナイアシン必要量を増加させたのは,NAD やニコチンアミドの代謝変動ではなく,NAD 消費の増加であることを示唆している.
 以上より,本研究で確立したモデル動物を用いることで NAD を消費する反応系の亢進がナイアシン栄養状態におよぼす影響について実証した.本研究の成果より,ヒトでのナイアシン必要量の変動やナイアシン低栄養状態が生体におよぼす影響の解明など,健康寿命の延伸に繋がるナイアシン研究の発展が期待される.
言語 ja
著者版フラグ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
アクセス権
アクセス権 open access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_abf2
書誌情報
p. 1
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Ver.1 2024-10-21 03:06:45.420908
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